1.口癖の落とし穴
見た目の印象よりも自分では把握しにくいのが「口癖」でしょう。
勤続年数が増えるにつれて何人も後輩を持ちましたが、みんなそれぞれ特徴的な口癖があるものです。
口癖にはいろいろなパターンがありますが、別に違和感を感じない口癖もあれば、頭が良くみえる口癖、頭が悪く見える口癖、話に興味が出る口癖、耳障りな口癖など相手に与える印象は様々です。
当然みなさんは無意識に口癖を発しているわけですが、面接をしているとどうしても気になって、話の内容に頭がいかない口癖も多い物です。
せっかく一生懸命自己PRなんかを考えたのに、全く意味がなくなってしまうので、口癖や話し方というのは非常に大事なことですよね。
2.耳障りな口癖
面接をしていてどうしても気になる口癖の最たるものは「え〜」とか「あの〜」といった言葉です。
「え〜私は学生時代に、あの〜、アルバイトといいますか、え〜手伝いと申しますか、そういったことに多大な時間をですね、割いてきたつもりです。」
といった学生がいるものです。別に普通の元気で真面目な学生であっても、どうも気になってします。面接官が話の内容に身を乗り出せないようであればその面接は失敗でしょう。
今一度、口癖をチェックしてみることをおすすめします。前述の例でいえば「え〜」「「あの」などの無駄な間、「言いますか」「そういった」など話をぼかす抽象的な言葉、「ですね」などの無駄な言葉などが耳障りな口癖にあたります。
誰にでも口癖はあるものです。もちろん私にもありますし、当サイトを読んだ方は私にも独特(?)のリズムがあることに気付いているでしょう。
それは誰にでもあることです。誰にでもあることですが、それが耳障りなのか、興味を誘われてしまうものなのかの問題です。
どんな口癖が「自分をできる人間に見せる」のかについてはいろいろな本が売られているのでそちらで研究してみてください。
3.とっておきの方法??
自分では気付きにくい口癖を理解するためのとっておきの方法は一つだけ。他人に訊けばいいのです。
しかしそれを把握したからといってそう簡単に直るものではないのが口癖です。友人や家族との会話の中で意識して自分の口癖がいつ出てしまうのかを研究し、努めて飲み込むようにするしか方法はないと思います。
また、話が聞きやすいと思う人の口癖を注意して聞いていると、いつの間にか自分もそんな口癖が使えるようになってきます。
長いスパンで見ていくと、口癖なんてコロコロ変わるもの。少しでも自分を大きく見せられる、強く見せられる口癖をマスターしていきたいものです。口癖は研究に尽きます。
余談ですが、私の口癖のお手本は、お笑い芸人とマンガのキャラクター。客が引き込まれるとか、かっこいいと思ったものは、いつの間にか自分の頭の中にインプットされ、自然とアウトプットされています。 |