1.コートを脱ぐタイミング
寒くなってくるとコートを着ますね。
コート自体は別に問題があるわけではありませんが、問題はコートを脱ぐタイミング。
学生さんで意外と多いのが、説明会の会場の中までコートを着て入ってしまうこと。これは完全にアウトです。ビジネスマナーでは大変失礼なことなんです。
これは合同説明会でも同じ。コートを着たまま入るとどうしてもドン臭いイメージになってしまいます。コートを脱ぐタイミングには気をつけましょう。
では具体的にいつ脱げばいいのか?まず受付がある会場では、受付をする前にはコートを脱いでおきます。
建物の4階などの場合は、エレベーターに乗る前、つまり1階のエレベーターホールでは脱いでおくようにしましょう。
簡単にいえば、コートを着ている姿を会社の人に見られてはダメということ。一番安心なのは建物に入る前に脱ぐことを心掛けて下さい。ちょっと寒いかもしれませんが、ちょっとですからね。
2.靴下の色
これも学生さんに意外と多い間違いです。普段履いている靴下は白が多いのでしょうが、スーツに白、というか淡い色はNG。
スーツに合う色は濃い色です。つまりは黒や濃紺、濃い灰色くらいでしょうか。電車の中でスーツに白い靴下を履いている人をチェックしてみてください。なんとなく仕事できなそうなおじさんが多いはず。そんなできないビジネスマンを目指す必要はありませんし、できない(できなそうに見える)ビジネスマンを採用する会社はないわけです。
また、靴下にワンポイントの刺繍が入っているのも基本的には間違ってます。無地のものを履くようにしましょう。
私が面接した方でもいろいろな靴下がありました。白はもちろんのこと、縞々だったり、流行なのか短い靴下で素足が見えてしまってるものだったり。
良く言われることかもしれませんが、オシャレは足元から。今一度、自分の靴下を見直してみましょう。
3.髪の色
これについては当たり前すぎて多く語ることはないのでしょうが、基本的に茶髪や男性の長髪はダメですね。
特にお客様を相手にするサービス業は厳禁となっている会社がほとんどです。髪型に比較的ゆるい業種は、SE系かアパレル系だけ。他は細かくチェックしています。
髪の長さについては、目や耳にかからないことが一つの目安となるでしょう。難しかったら採用担当者の髪の長さを参考にしましょう。採用担当者は常に学生からの目線を意識しています。自分がお手本とならなければ入社時の研修とかも大きなことを言えないからです。
ちなみに女性は髪を束ねておくことが吉。耳が隠れるようになっていると、顔の輪郭がぼやけて見え、暗い印象を受けます。輪郭がはっきりしていると明るい印象を受けます。
4.カバン
就職に対してあまり意識が高くない学生さんが陥りがちなミスがカバン。リュックをしょってくる学生がいるのです。
確かにリュックは便利ですし、携帯電話に着信が入ったときに両手が使えるものですが、ビジネスの世界でリュックをしょっている人はまずいませんよね。
どのみち就職してしまえばビジネスカバンは使うもの。高価な必要はありませんが、スーツに合うものを買いましょう。もちろん黒が良いでしょう。
また、女性にありがちなのが小さめのカバン。これは会社からもらった資料が入りませんから、少なくともA4サイズが入るものを選びましょう。
5.電車の中で
身だしなみの最後は、身だしなみとはちょっと違う話。
皆さんは電車の中でどのように過ごされてますか?まさかDSやっていたりマンガ読んでいたりしませんよね?
どこの誰に見られているかわかりません。たまたまお客様だったり、たまたま採用担当者だったり。世の中とんでもない偶然があるものです。就職活動中はもちろんのこと、就職してからも電車内では厳禁なのです。
電車の中では読書など知的な趣味の時間に使うよう心掛けましょう。 |