1.熱意
先述したように、熱意は非常に大事です。
良く「内なる闘志」といいますが、勝ち負けを競う闘いではありませんし、短い時間で判断されてしまう面接では「内なる」では意味がありません。
相手に熱意を伝えることが必要なのです。
さて、この熱意を伝えるのは意外と難しいことだと感じます。というのは話す内容を頑張って作りあげようと、前の日の晩に繰り返し練習したりすれば、スラスラ話しすぎることになり、逆に熱意が感じられなくなってしまうからです。
熱意があればあるほど緊張する度合いも高くなってしまい、シドロモドロになってしまう、といった経験もきっとあるでしょう。
そこで熱意を伝えるためのちょっとした必殺技(?)をご紹介しましょう。
2.人と違う情報を得る
志望動機の最大のネックは「オリジナルのものを作りにくい」ことにあると考えています。
集団面接ともなると、隣の人とかぶることも多々あるものです。
何故そうなってしまうかというと、ある意味仕方ない面もあります。同じ会社を受けて説明会やホームページで同じ情報を得て同じ回数会社の人と会う。
その中から自分の興味がありそうなキーワード、そして会社側がもっとも熱くアピールしていたキーワードを拾って組み立てていくわけです。
そうすると、多少ニュアンスや自分の経験を取り入れたものであってもそんなに変わらない志望動機ができあがってしまいます。
面接をしていると、志望動機を聞くのには正直飽き飽きしています。それでも中には光るものがあるので、その熱意を聞きたくて質問をしているのですが。
以上を踏まえると、一つの結論が見えてきます。それは「人と違う情報を加味すること」です。そのためには他の人と同じ行動をしていてはダメだということになります。
3.「行動すること」が鍵
人と違う行動を取るということは、意外と時間がかかるものです。だからこそ「会社のためにそれだけ時間をかけてくれた」という熱意が自然と伝わります。
「行動」とはどんなものを言うのでしょう?OB訪問も大事な情報ツールですが、やはり人が思いつかないことをやってみたほうが記憶に残ります。
具体的には例えば、「その会社のイメージを友達に調査した」「実際に働いている人にアンケートをとった」「客として電話した」など。
私のおすすめはアンケート作戦。その人数が100とか200とかになったり、友人だけではなく幅広い年代層とかになればかなりの労力・時間・コストもかかるでしょう。
そんなこと誰もやりません。だからこそ会社は評価します。皆さんも複数の会社を受けているとはいえ、そこまで労力をかける会社は第一志望だけでしょう。
その熱意はきっと面接官に伝わります。その企画力、行動力はきっと評価されます。
ただし、何故そんなことをやったのかというツッコミがくる場合も多いので、その理由は準備しておいてください。くれぐれもこのサイトに載っていたとは言わないように。
以上のように「行動すること」というのがオリジナルの志望動機を作る鍵となりますので、工夫して行動してみてください。 |